記事: BAHARIのクロコダイル
BAHARIのクロコダイル
世界には4種類のクロコダイル(ワニ)革があり、
スモールクロコ(ポロサス)
シャムクロコ
ラージクロコ
ナイルクロコ
中でも、
スモールクロコが超高級ブランドも使うほど、生産量も少なく希少で高価とされています。
スモールクロコ(ポロサス)
シャムクロコ
ラージクロコ
ナイルクロコ
中でも、
スモールクロコが超高級ブランドも使うほど、生産量も少なく希少で高価とされています。
生産量が少なく希少性が高いのはわかりますが、
クロコ4種類並べても、
パッと見た目は、ほとんどわかりません。
特に裁断したらなおさらです。
最近の牛革のクロコ型押し(牛革にクロコ風の模様をつける)も技術がより進歩し、触らないと見抜けない時もあります。
●ハイブランドが使っているから高級、
とか、●ハイブランドと同じ牛革を使っている・・・、
とか、何かしら欧米のベクトルに合わせるのが日本人です。(私もです)
もちろん悪い訳では無いのですが、クロコダイルは本当にポロサスが良いのか?
という常識を疑ってました。
今回、バンコクから車で2時間半、
クロコダイルのファームを見学させて頂きました。
普通、このようなファームへの見学は難しく、
日本人では初らしいです。
悪い人は、水の中に毒を入れる事もあるようで、
セキュリティーはかなり高めです。
でも、
どうしても見たかったので、
ネットワーク通じて、なんとかオープンマインドな社長と知り合えて実現しました。
これぞ執念!
以前、カンボジアのクロコダイルファームも少しだけ見た事ありますが、
こちらのファーム内は年齢別に分けられ、
それぞれの年齢で、檻の中の作りもやや異なります。
子供のワニには天井にネットが張られ(鳥など外敵防止)、
大人になると、
檻の中にゆとりをもたすよう、何匹までと、コントロールされ、
お腹が傷付かないよう檻内部の作りが工夫され、
ケンカしないよう安定的にエサを与えて、
※3年くらいで一匹あたり、1.5t 食べるようです。
エサの与え方もコツがあり、
全てにおいて、物凄いノウハウが構築されてるのだと実感。
エルメ○のクロコは、
一つの檻に一匹育てる。
なんて話を聞いたことありますが、
そんなことしなくても、
多少は自然な感じじゃないとワニさんも可哀想だし、
一匹だと、ワニ自体にパワーを感じないですね。。。
このファームのようなノウハウがあれば、
シャムクロコも素晴らしい革だと、
実際に見て納得しましたし、
その後、
鞣し工場で、しっかりと「皮」から「革」として加工され、
タイの凄腕職人により縫われた製品は、
必ず素晴らしい作品となる!、と確信しました。
ですので自信を持って、
タイのシャムクロコダイルを販売させて頂きます。百聞は一見にしかず、
実際に見てわかる事、たくさんありますね。
※実はこのファーム、ラージクロコもいました。雑種も作れるようで、、、
一番の驚きでした。
だいたいの業者は、ポロサスやら使っていますが、
バハリは、シャムクロコ推しで。
斑が大きくてパワー感じるし、
なんせ、実際に見て、話して、
大切に育てられた感がもの凄く伝わってきましたし、
何より、
それに関わる皆さんの「人間」が、素晴らしい。
そんな製品なら、
悪い事は全く無いですね。
ブランドは、
♦︎ただ売れば良い、
♦︎ただ作れば良い、ではダメですね。
素材やら、歴史やら、
研究すること、大切です。
●モノづくり+コトづくり=モノがたり
バハリの『モノがたり』、
まだまだ続きます。